編成樹脂網状構造体「E-CORE」は、
糸状のポリエチレン樹脂を三次元に
組み合わせた新素材クッションです。
「通気性が高い」、「体圧を分散できる」、「へたりにくい」、
「簡単に水洗いができて衛生的」といった、
優れた特徴を持っています。
リサイクルなど取り扱いも容易で、
新素材として注目されてきました。
「E-CORE」の用途には限りない可能性があり、
当社はこれまで、
様々な分野で商品化を進めてまいりました。
マットレスとしても、スポーツ選手の疲労回復、
お子様の暑さ対策、腰痛をお持ちの方の体圧分散など、
目的やニーズに応じ特徴を変えてご提供が可能です。
樹脂の種類、形状、重さ、線径などを調節することで、
そのほかにも様々な用途でお使いいただけます。
当社の近隣に位置する清水瀑園(しみずばくえん)では、森の中から自然に清水が湧き出し、いくつもの滝をつくっています。その湧き水は、大分県が選定した15の名水「豊の国名水15選」にも指定されたほどの特別な軟水で、不純物が限りなく少ないことが特徴です。
E-COREの製造工程においても、この水が大きく作用しています。ポリエチレンの繊維が通過する水槽に、不純物の少ない水を使用することで、不要な化学反応を避け、品質の劣化を防ぐことができます。意図した光沢や弾力を、そのままに形にすることが可能となるのです。
2018年の大分県の調査では、186ヶ所の浄水場のうち、硬度が最も低い軟水でした。ミネラルなど他の物質が混ざるほど、水の硬度は高くなります。日本各地の名水からつくられる軟水のミネラルウォーターが概ね20〜80 mg/lほどの硬度であることからも、玖珠町の水が、とりわけ不純物の少ない水であることがわかります。
生産からリサイクルまで
自社工場で行っています。
当社は創業当初から、製品材料のリサイクルを行なっています。
ものづくりに携わる企業の責任として、
廃棄物「0」を目指し、自社マテリアルプラントを構築しています。
クッション材の原料にポリエチレンを採用したことにより、
100%リサイクルが可能になりました。
マットのコア材には燃焼の際に
有毒ガスを発生させない樹脂を使用しており、
環境に優れた素材としても高い評価をいただいています。
資源を100%無駄にしないエコロジカルな製造工程を理想に、
さらなる研究開発を続けています。
マットレス、ソファやクッションまで、
多様な活用が進んでいます。
サイズや柔軟性、反発力、糸の太さ、
形状、色などの要素を、
用途に応じて最適に調整することができます。